第168章

かわいいものは人の心を癒すものだ。

「このアカウントをお勧めします。たくさん可愛いものがありますから、暇な時にでも見てください」

山田澪は頷き、自分のスマホを取り出して、彼と相互フォローした。

医者はアカウントを彼女に勧めてから立ち上がり、「では、これで失礼します」と言った。

山田澪は頷き、そばから紙を手に取った。そこには「バイバイ」と書かれていた。

医者は微笑み、医療バッグを持って立ち去った。

山田澪は動画をスクロールしながら、心の中のモヤモヤが確かに少し晴れてきたのを感じた。何か思いついたように、工藤真一にメッセージを送り、福江お婆さんの件がどうなったか尋ねた。

残念ながら...

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